加齢に伴い嗅覚の低下が起こると最近はよく言われていますが、ニンニクのような強いにおい
の場合ですと気づく事が多いですが、微妙なにおいにおいては本人が気がついていない場合が
殆どですから、注意が必要ですし定期的な医療機関での検診がひつようですね。というのも、
嗅覚の低下は、「認知症」や「アルツハイマー」などの初期症状と言われていますので、日頃
から嗅覚の衰えを改善しておく習慣が必要となってきます。今回は嗅覚低下の予防方法を調査
します。
嗅覚の低下の原因は加齢とストレスと言われています。鼻の奥にある嗅覚細胞が減少して、脳
ににおいが伝わっても、判断が出来なくなってしまうのが一つです。また、認知症の初期症状
の現れの場合も多く、その分野の研究も早急に行われれています。
他にもにおいを嗅ぐことを妨げる病気なども存在します。鼻炎や花粉症が嗅覚の低下を招くこ
ともありますし、ポリープなどがあると、においが鼻の奥まで届かず知覚できなくなることも
あります。また、副鼻腔炎や風邪による炎症でも、同様のことが起きる場合がありますので、
そのような症状がある場合は早急に病院へ行って治療してください。
スニフセラピーとは
シカゴにある嗅覚味覚療法研究財団のアラン・ハーシュ氏によると、「スニフ
(匂いを嗅ぐ)セラピー」は自分の好きな香りのタイプを3種類から4種類――
例えばシャンプーやせっけんに使われる花の香り、ベリー類やバナナなどの溌
剌としたフルーツの香り、さらに別の種類、例えばコーヒーの香りなど――を
選ぶ。たまねぎやアンモニアといった刺激性の香りは避ける。これらは嗅覚の
能力を阻害するためだ。
それから選んだ香りを1日に4回から6回頻繁に嗅ぐ。そうすると、最終的に
さまざまな鼻のレセプターが活性化されるのだ。
「嗅覚味覚療法研究財団」のアラン・ハーシュ氏より引用
刺激臭はさけて、自分のお気に入りのにおいを1日数回にわけて嗅ぐことによって、においを
嗅ぎ分けるトレーニングにになりますね。できれば、毎日行い習慣化することができれば、加
齢による嗅覚の低下も防ぐことができますし、健康面でも充実した生活を送ることができま
す。