ドイツでは新型コロナウィルスによる「肺炎」の感染拡大が一旦収まったが再び拡大傾向にあ
るとの報道がされています。
【ベルリン共同】ドイツ衛生当局は27日、新型コロナウイルスの感染が国内で
再び拡大傾向にあると発表した。政府は今月中旬、新規感染者の増加率が鈍っ
たとして営業規制の一部緩和を決めた。しかし同国の専門家は人々の気が緩ん
で他者との接触が広がる結果、流行の「第2波」が全土を襲う可能性を警告し
た。
政府の公衆衛生研究機関ロベルト・コッホ研究所は27日、感染対策を取った
場合に感染者1人から平均何人にうつるかを示す指標「実効再生産数」が悪化
し、1になったと発表した。
1より小さければ感染症は終息に向かい、大きいと拡大する。国内では15日
に0.9に下がり、政府や各州は同日、規制を緩和して小中規模の店舗再開を決
めた。数値はその後も1を下回っていたが、揺り戻しに見舞われた形だ。ウイ
ルスの潜伏期間は1~14日。
地元メディアによると、政府のアドバイザーを務める専門家クリスティア
ン・ドロステン氏は、規制緩和により人々の接触が再び増えたと指摘。ウイル
スは拡散を続け、流行の第2波が近く各地で同時発生する恐れがあると訴え
た。
専門家メラニー・ブリンクマン氏も「人々が状況を深刻に受け止めなかった
ら、これまでよりひどい第2波が来る」と警告。高齢者の感染も増え、死亡率
が上がる可能性があると述べた。
共同通信より引用
日本でも参考に
今回のドイツの発表を受けて日本はかなり参考になるのではないか?
東京の感染者数が2日連続して2桁に留まったり、東海地方「愛知・岐阜・三重」の感染者が
「ゼロ」だったりと、実際に北海道では「第2波?」と思われる感染者数の増加が起こってい
るのも最近の北海道の感染者数を見ると一目瞭然に確認することができますね。
規制の緩和の見極めが大事
ドイツの例を見ると数字が落ち着いてきたり、「実行再生産数」が1を下回つたりして安心し
てしまうとすぐに感染者数が増加する傾向があることがわかります。
日本国内で頻繁に言われている「3密」の状態や環境をいかに回避して日常生活に戻れるかが
ポイントなりそうな気がします。
おそらく、気を抜いて普段の生活で人との接触を行うと一気に日本国内でも感染が拡大しかね
ない状況になるかもしれませんので、気を張って日々生活をしていきたいですね。