セブンイレブンの劣化

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セブンイレブンの沿革

1973年(昭和48年)11月にアメリカ本社のサウスランド社とライセンス契約を締結して

「株式会社ヨークセブン」を設立したのが始まりです。

1974年(昭和49年)の5月15日に東京都江東区に「豊洲店」をオープンしました。

初めて「フランチャイズ」に応募していたのが この地で経営していた、酒屋さんだったんです

ね。また、面白いエピソードがあって、なんと最初に売れたのか「サングラス」だったと言う

驚きと言いますか、現在のコンビニのイメージとはかけ離れた状況でスタートしたのがよくわ

かるエピソードですよね。

1976年(昭和51年)5月には国内出展数が100店舗を達成しています。

後、出店数が加速していきます。1977年(昭和52年)9月には国内出展数は300店舗を達成!

また、ちょうどこの頃の、1978年(昭和53年)1月の商号を「セブンイレブン・ジャパ

ン」に変更していますね。

1979年(昭和54年)の10月に東証第二部に上場を果たしています。

またこの年に勢いに乗って当時、コンビニ業界トップの「 K マート」を抜いて業界の1位とな

ったのがこの年と言うことになります。

1980年(昭和55年)には国内出店舗数は1000店舗を達成しており、1974年から1980年 の6

年間で1000店舗を達成したことになります。

またその翌年の1981年(昭和56)には、東証一部に指定替えを果たし、まさに飛ぶ鳥を落と

す勢いで成長していきます。 

また、証券マンの人からよく聞いた話なんですが、セブンイレブンはよく「株式分割」をする

ので絶対に買っておいた方がいいよ」と毎回会うたびに言われていた記憶があります。

当時はよく「株式分割」をしていましたので「セブンイレブンんのお掃除のおばちゃん」が、

持ち株で1億円ぐらいの資産形成ができるぐらい凄い銘柄だとよく勧められました。

なぜ、7payの不正使用事件が起こったのか

今回の7ペイの不正使用事件に象徴されるようにセブンイレブンの劣化が止まらないですね。

その一番の原因と申しますか理由は、やはり鈴木敏文氏 の退任による影響が 非常に大きいの

ではないでしょうか?

そもそもその発端は、2016年2月15日に鈴木氏が社長の退任を要求したことから始まってお

ります。

一旦は社長は了承したとのことですが、その後一転して態度を変え、結局セブンイレブン自体

の業績が好調だったので、取締役会に社長の進退をかけましたが、過半数に届かなかったため

否決されたという流れがありました。

結局鈴木氏は記者会見を開いて自らの退任を表明しています。

反対票が社内から出ること自体、鈴木氏は納得ができなかったのでしょうね。 

セブンの凄さ

店舗を新設したら、外注に頼らず自前で全て作り上げていった。お弁当、おにぎり

を作るのも自前、配送も自前と言った形で全て細かいところまで、徹底的に作り上げて

言ったとあるオーナーさんから聞きました。

マクドナルドなんかもそうですけど、はっきり言った「めちゃくちゃうまい!」

って事はないですけれど、どのマクドナルドに行っても同じ時間、同じクオリティでハンバー

ーが出てきます。作り方のマニュアルも完璧に作り上げられており、 実際このビジネスモデ

でやること自体非常に難しいといえますね。

そういった面から考えても、セブンイレブンもマクドナルドと同様に実際にはまねできないと

いうことがありますし、先行して事業を拡大していけますので、後発組との時間の使い方が

そもそも異なり、じっくりと時間をかけて作っていけたということもありますね。

セブンイレブンも1974年に、東京都江東区に第1号店である「豊洲店」をオープンしています

が、鈴木氏を筆頭に加盟店のオーナー と膝を突き合わせ色々な細かいところからひとつずつ作

っていたんだと思います。 

現場の最前線のマネジメントの低下

最前線の店舗のオーナーにおかれましても、色々な形で不満の声がネットやニュースをにぎわ

かしておりますが、結局のところ雇われ社長は所詮自分の任期を念頭において経営を行ってい

くでしょうから目先の利益を追求するあまり、最前線である店舗の細かいところまでフォロー

できていないのが現状ではないでしょうか?

また、保身に走る担当者が店舗を管理していきますので 想像できそうな話です。

店員さんレベルの話でも、ネットで不適切な動画を流したりして、一体どんな管理を

しているのだろう?って疑いたくなるような問題も噴出しています。

セブンイレブンの店舗で毎日、実践復唱している「誓いのことば」及び「接客六大用語」

はちゃんと行われているのでしょか?

行われていたなら、不適切な動画をアップするようなことはないでしょうけど・・

鈴木氏のように四年単位でものを考えるのではなく半永久的に事業を継続させ繁栄させてい

く戦略を立てていかない限り、 王者セブンイレブンの牙城は、意外とあっさりと崩れかねない

事態になってもおかしくないですね 。

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