初心者にオススメの指数に連動して値上がりをしたり、値下がりをするファンドを前回お勧めしましたが、今回は、比較的わかりやすいファンドをご紹介します。
「バランス型ファンド」
これは、世界の経済の指標や金利・為替・株価などの変化によって、動きの変わる性質の金融
商品を一つのファンドに混ぜて運用すという投資信託のことです。
例えば、世界経済のお金の流れが、株式に行っているときは当然、株式相場が活況となり値上
がります。ある程度過熱感が出てくると、株式市場からお金が出ていくことになりますが、そ
の出先が債券市場なら債権の市場と連動する金融商品を組み入れることで、事実上の「リスク
の分散」をしたことになります。
当然、それぞれに資金の組み入れる比率も自動で行ってくれるので、将来的な資産形成には意
外とプラスとなる投資信託かもしれませんね。
現在出ている「バランス型ファンド」
現在523銘柄の「バランス型ファンド」がありますが、今回紹介します2銘柄は究極的にわか
りやすい内容で、直感的に理解できる金融商品をご紹介しています。
ダイワ・ライフ・バランス50
ザックリと50%・50%という事ですね。この金融商品に限っては、日本国内の株式と債券を対
象としていますので、より分かりやすいですよね。
メリットとしては、信託報酬(手数料)が安いので、損益分岐点を早段階でクリアーすること
ができるメリットがあります。
また、リスクが見れる人は(リターン)を求める人は、株式の比率をあげて、債権の比率を下
げれば値上がり率の上昇が期待できますが。
当然下降するリスクをありますので、自己責任にて選択してくださいね。
取り扱い証券会社
フィデリティ証券
SBI証券
マネックス証券
楽天証券
松井証券
EMAXIS バランス(4資産均等型)
これは、国内の株式と先進国の株式、国内の債券と先進国の債券に1/4ずつ資産を入れ込むタ
イプですね。
これらは比較的初心者でもわかりやすい金融商品ですので、勉強してみてもいいかもです。
あと、念を押しておきますが、普通預金や定期預金のように元本割れがないという金融商品で
はありませんので、一般的によく言われる「元本割れする可能性も含まれる」金融商品ですか
ら、リスクもあることを十分に理解されて検討されるといいかもです。
取り扱い証券会社
フィデリティ証券
SBI証券
マネックス証券
楽天証券
松井証券
リスクが嫌いな日本人向け
リスクは多少はありますが、
「ダイワ・ライフ・バランス30」この商品は NISA バランス安定部門「優秀ファンド賞」を
受賞しています。
株式30% (国内株式20%、外国株式10%) 、債券70%(国内債券55%、外国債券15%)と
言った配分で運用されています。
さらに細かい内訳は
日本株式「 TOPIX 」20%
日本債券 「NOMURA-BPI総合」 55%
外国株式 「MSCIコクサイ(円ベース) 」10%
外国債券 「FTSE世界国債インデックス(除く日本、ヘッジなし・円ベース)」 15%
取り扱い証券会社
SBI証券
岡三オンライン証券
マネックス証券
楽天証券
松井証券
結構固い商品ですね。
上記を見てわかるように、全体の70%が債券で残り30%が株式という事ですね。
それでも30%株式が入っていますので、リスクはありますが・・・
それぞれ勉強して個々人それそぞれに合った、目的に応じた金融商品を考えてくださいね。
これからの時代は、必要になってくると思いますので。