渋野日向子選手の遺伝子

先日行われた「AIG全英女子オープン」での優勝を始め、国内のLPGAツアーでも「ワールドレ

ディスチャンピオンシップ」・「 サロンパスカップ資生堂 アネッサ レディスオープン」と今

期2勝している渋野日向子選手ですが、「AIG全英女子オープン」で優勝したことで、日本中が

彼女に注目していますが、今回その強さの秘密はどこにあるのかを解説したいと思います。

アメリカのスポーツはシーズン制

日本には部活動がありますが、アメリカにはなくシーズン制がとられています。夏場にできる

スポーツは夏場に行い、冬場にできるスポーツは冬場にと言った感じで、日本のように1年中

同じスポーツを行う事がないのが特徴です。ですから「アメフト」や「バスケット」のプロの

プレイヤーが生まれたりするわけですね。

日本でアメリカのように掛け持ちでスポーツするとなると、環境としては非常にむずかしい環

境であると言えます。

ソフトボール・軟式野球・ゴルフ

渋野日向子選手は小・中・高とソフトボールとゴルフ(8歳の時)を掛け持ちして毎日を過ご

していたのですね。当然、スポーツをするにしても競技によって全く異なる筋肉を使ったりし

ますので、結果的にはバランスの取れた体感などを手に入れることができますし、ゴルフとソ

フトボール・軟式野球で共通している点が多いスポーツですのでより効果的な練習ができてい

たと思われます。

渋野日向子選手は、最高の遺伝子と環境を持っている

渋野選手のお父さんは、陸上競技の投擲の選手で全国レベルの選手、お母さんも同様に

投擲選手で全国レベルの選手だったそうですね。潜在的に持っているポテンシャルは高いと思

われますね。ましてや、陸上競技と言えば体を動かすことの基本となる「走る」「投げる」

「跳ぶ」と言った基本動作を競う競技ですので、潜在能力は計り知れないものを持っていたと

思われます。

ドライバーの飛距離が出る秘密

当然、小・中・高とソフトボールや軟式野球で養われた体の体感やバッターでの打席では左打

という事で右腕の強化という点では非常に良かったと思われます。また、道具を持って行うと

いう事に関しても共通する点があり、掛け持ちして2つのスポーツを行っていたという点が

「器用さ」の開花の一つと言えます。また、最も大きいと思われるのが両親の存在だったので

はないかと思います。と言うのは、陸上競技で投擲種目と言うのは、重い投擲物を誰よりも遠

くへ運ぶ(投げる)競技と言えます。ですから、地面からの力をどのようにして、体に伝えて

いくかという事を徹底的に体にしみ込ませていかなければ、ただ力があるだけでは遠くへ投げ

ることができないのです。当然にご両親は陸上競技において全国レベルの選手だったという事

で十分に理解しておられたと思われます。

幼いころより、ドライバーをもってボールを遠くへ飛ばすには、体をどのように動かして、地

面から貰った力をどのように体に連動させて最終的にボールに伝えていくかという事を、常

に意識し、イメージしトレーニングしてきた成果と言えます。

恐らくご両親は「ドライバーで飛距離を出すためには」ということでご指導されていたのでは

ないかと推測します。

また、スポーツ選手に必要な競争心やメンタルなども、渋野日向子選手は持ち合わせています

ので、今後の活躍も非常に楽しみではありますね。

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