城山正太郎選手が2019年8月17日に開催された「アスリート・ナイトゲームズ・イン福井」
(福井県営陸上競技場)にて、8m40㎝と自己記録を39㎝上回る日本新記録でとうとう27年間
破られることがなかった日本記録8m25㎝を3回目の跳躍(追い風1.5m)で更新し、一躍東京
オリンピックのメダル候補に名を連ねることになっていますが、今回は城山正太郎選手の走り
幅跳びの記録を大学・高校まとめてみました。
城山正太郎選手、走り幅跳び記録(大学)
大学は東海大学に進学されていますが、2013年の1年生の走り幅跳びのベスト記録は7m54㎝
という記録で1年を終えています。東海大学の環境にマッチしている雰囲気を感じますね。
2014年の大学2年生の走り幅跳びのベスト記録は7m83㎝を跳んでいます。城山正太郎選手の
飛躍の年ですね。このころになると、第16回アジアジュニア陸上競技選手権大会(台湾・台北
市)に日本代表選手として出場し、7m70(+0.7m/s)を跳んで銅メダルを獲得しています。
また、第15回世界ジュニア陸上競技選手権大会では7m83(+2.4m/s)を跳んで同じく銅メ
ダルを獲得しています。
2015年の大学3年生の走り幅跳びのベスト記録は7m70㎝で年間を終えています。停滞期で技
術面や走力の強化基礎体力の強化と冬季トレーニングをしっかりとやった時期という事になり
ます。
2016年の大学4年生の走り幅跳びのベスト記録は8m01㎝で年間を終えていますが、さらなる
飛躍をされていますね。日本学生陸上競技個人選手権大会(平塚競技場)7m96(+2.5m/s)
を跳んで優勝をしています。高校生で言えばインターハイに優勝したという事になりますので
事実上、高校生からのライバルをごぼう抜きにしたということになります。
城山正太郎選手、走り幅跳び記録(高校)
城山正太郎選手は、函館大学付属有斗高等学校の陸上競技部で2011年の高校2年生の時に、
第64回北海道高等学校陸上競技選手権大会で5位に入賞し、青森県を中心とする北東北で開
催された全国高等学校総合体育大会「北東北総体」出場しています。2011年の走り幅跳びのベ
スト記録は7m20㎝で終えています。
2012年の高校3年生の時にも北海道のインターハイ最終の予選大会で1位となり、この年の
「北信越かがやき総体 」に出場しました。また、この年の岐阜県で行われた国体「ぎふ清流国
体」においては少年A男子の走り幅跳びで5位に入賞しています。記録は7m31㎝(向かい風
1.2m)やっと普段の実力を大会で発揮して記録を残せるようになった時期がこの時期と言え
ます。2012年の走り幅跳びのベスト記録は7m31㎝で終えています。
城山正太郎選手、プロフィール・まとめ
生年月日 | 1995年3月6日(24歳) |
出身地 | 北海道 |
身長 | 178㎝ |
体重 | 62キロ |
血液型 | A型 |
高校 | 函館大学付属有斗高等学校 |
大学 | 東海大学 |
種目 | 走り幅跳び |
記録 | 8m40㎝(日本記録) |
会社 | 株式会社ゼンリン |
城山正太郎選手まとめ
城山正太郎選手は高校生時の実力としてはインターハイに入賞する力は高校3年生の時にはす
でにあったように思います。実際に国体で5位に入賞していますので、実力はあったんです
ね。
城山正太郎選手の東海大学での成長が一番に目を見張るものがあります。4年間を通して
これだけベスト記録が年々更新されるという事はなかなかありませんね。また、この時期にす
でに国際舞台の経験もしていますので、経験値も数段上がっています。大学を卒業してからゼ
ンリンでのベスト記録は、2017年には7m97㎝、2018年には7m98㎝と8mを境に伸び悩んで
いる時期と言えます。大学4年生のベスト記録の8m01㎝が超えられない時期という事になりま
すね。いずれにしましても、この2年間で積んできた結果が2019年の8m40㎝という結果に結
びついたという事です。 🙂