2019年9月15日(日)に行われるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)が男子は8時
50分女子は9時10分スタートでいよいよ始まります。日本陸連が東京オリンピックでメダルを
獲得するべく、瀬古氏を中心として作られたこのシステムでどれだけ来年の東京オリンピック
で戦える選手を選出できるか期待が高まります。
また、選考レースとしては初めての試みとなりますので、全く予想がつかないが故にどのよう
なレース展開になるのか来年の東京オリンピックのコースという事で注目です。
前半と後半に高低差がある坂があるのが特徴のコース
MGC_Coursemapジワジワ上り始める37キロ付近まで団子状態で走り、上り坂で勝負を仕掛ける展開にするのか
それともその前に誰かが仕掛けて上り坂勝負に持って行かずに、この37キロ地点で独走で走り
抜ける展開にもっていくのかで、どのタイプの選手が有利なのかが決まってくると思われま
す。
コースは明治神宮外苑いちょう並木~四ツ谷~水道橋〜神保町〜神田~日本橋~浅草雷門~銀
座~新橋~芝公園~日本橋~神保町~二重橋前〜明治神宮外苑いちょう並木の区間42.195キロ
*国立競技場が現在工事中のため
夏の暑い条件下で走る
2020年の東京オリンピックを想定したレースですので、暑いなかでレースで勝つことが求めら
れるという点では、かなりリアルなレースになります。当然アフリカの選手などは全く影響な
く走るでしょうから、気温が高い条件下で走れる選手が当然有利と言えます。
本番での観戦コースの確認
本番のオリンピックの観戦の場所の確認にも最適ですね。それぞれ、どこのポイントで観戦す
るのか確認できます。勝負どころの37キロ付近なのか、そのあとに待っている下り坂の地点な
のか、はたまたスタートとゴールの近くの地点なのか、それぞれの思惑で異なると思われます
が、下見と考えるとまた楽しめますね。
今回のコースはどんな選手が有利なのか?
第一には何と言っても、気温が高い中でレースを経験している選手が有利と言えます。ペース
配分やレースの展開を読みやすいですから。
また、第二には高低差がある坂の攻略を知っていて経験をしている選手が有利かと思われま
す。坂と言っても、下り坂と上り坂があり同じ坂でも走り方が全く異なりますので勝負所で経
験値がある選手が抜け出す可能性がありますね。
勝負の行方は?
全く読めないというのが実際のところではないでしょうか?日本記録を出されている選手だか
ら勝てるというレースではないですから、すべての条件がクリアされる選手が勝つという事で
しょうね。給水所で靴が脱げた選手もいましたし、給水が取れなかった選手も当然でて来るか
もしれません。そういった意味では、当日のレース観戦は見所満載ですね。 😛